メッセージ from 川端 vol.21 平成21年1月30日
「薬師如来を照らす灯」
平成21年が始まり、政治・経済の面でいろいろなうねりがでてきました。景気対策という名のもと、国が財政出動を始めています。潮目の変化を感じます。中でも、注目すべき政策として、「地域活性化・生活対策交付金」、「緊急雇用創出事業」や「ふるさと雇用再生特別交付金」が挙げられます。
好機が到来しました。
これまで地方にとっては肩身の狭い時代でした。財源の手当てが十分でなく、やりたい事業もできなかったのですが、これからは一時的にしろ、財源をもとに今まで以上に色々な政策が打てそうです。ぜひ、この潮目の変化をチャンスと捉え、眠れる獅子が目を覚ますがごとく、一気呵成に政策展開をしていただきたいものです。
一時的にせよ、攻勢に転じるべきと思います。
さて、昨年の年末の挨拶でも申し上げましたが、当市が行った市民意識調査の結果、市政運営でもっとも力を入れてほしい項目に変化がありました。「財政再建」から「高齢者福祉」に変わりました。市民の皆様の我々に対する期待は常にシビアであり、常に今以上のものを求められています。皆で必死に財政の健全化を図り、幾分それが軌道に乗るや、もう次のテーマを見据えています。
地域づくりというこの仕事はまさにエンドレス。終わりがありません。
この仕事をたゆみなく全うするにはよっぽどの情熱が必要だと思います。それも、泉水のごとく滾々と絶えることなく湧き出る情熱が。
比叡山延暦寺には、1200年間守り続けられている「不滅の法灯」があります。薬師如来を照らす灯は、歴代の住職らの手により毎日欠かすことなく油が注がれ、今も消えることなく燃え続けているのです。この小さな炎は、決して派手ではなく、周りを焦がすような熱い炎ではありません。細々としているが、決して消えることのない信念の炎ではないでしょうか。
私は、情熱とはこの炎のようなものではないかと思います。情熱とは、外側に見えなくてもよい。ただ熱くなることでもない。むしろ、内に秘めていても絶えず燃やし続け、決して消えることのない思い、それが情熱ではないでしょうか。
人を動かすのも情熱、物事を成し遂げるのも情熱。いい市政、いいまちづくりに決して欠くことができないのが情熱だと思います。
小さくてもいい、細々とでもいい。しかし、決して消えることのない情熱を持ち続けたいものです。