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メッセージ from 川端 vol.32 平成22年12月27日

「日本人としての誇りと志」

平成22年が終わろうとしています。振り返れば、長いようで短い一年です。

職員の皆様もこの時期は一年を振り返り、どのような一年であったか“総決算”をされていることでしょう。私も、よかったこと、うまくいかなかったこと様々ですが、一年を振り返り、自分ひとりでなしえたものは皆無であり、むしろ自分が気付かないところで多くの方々の協力を得てきたのだと今さらながら思っています。

皆様には感謝する一方、私の至らない点で迷惑かけてきたと反省することしきりです。職員の皆様にも色々と大変お世話になりました。ありがとうございました。

さて、今年のもっとも大きなトピックは、私は尖閣諸島中国漁船衝突事件ではないかと思っています。この問題は、皆様ご承知のとおり単なる漁船の問題ではなく、我が国の主権の問題であり、日本人として毅然と「立つのか」、それとも、傍観し、挙句の果てには「未来の危機を招くのか」の選択の問題であります。

尖閣諸島の下には、広大な原油が眠ります。一説には、イラクと同規模700兆円の原油が眠っているとさえ言われています。排他的経済水域としてその権益は我が国に属するのですが、国際的な経済力と政治力をつけてきた中国がなりふり構わずその権益をもぎ取ろうと行動し始めたのです。

我が国の現政権とマスコミは、この問題をうやむやに処理しました。このことは我が国の主権を命懸けで守ることを放棄した処置であり、日本人としての誇りと日本という尊い郷土を踏みにじった国家的政治的な愚行でした。傍観した以上、この先更なる危機を迎えることも想定されています。

私は、右に傾いた思想をもっているわけではなく、国粋主義者でもありません。しかしながら、我が国の歴史と伝統を学び、日本人としての誇りと自覚を持つものとして残念でなりません。

私のデスクには、昭和12年当時の国定教科書『修身』があります。今風に言えば、道徳に当たりますが、その内容はじつに格調の高いもので、日本人がこれまで延々と培ってきた行動規範を具体的な挿話を通じて、率直に教えるものであります。道徳教本というより、哲学書或いは人生指南書に近いもので、私にとっては座右の書でもあります。

修身の内容については、またいつかの機会にご紹介していきたいと思いますが、言いたいことは我が国が日本人としての誇りや品格そして理想をなくしてしまっているということです。

志や理想をなくすとブレやすくなります。また、些細なことに過剰に反応してしまい、思わぬ結果を招くこともあります。すべて、物事の本質を見誤った結果と思います。

今の世の中は、雑音が多すぎるようです。また、右往左往が多すぎます。

志や理想をもつことは、自分自身を守ることでもあります。新しい時がまた始まりますが、高い志や理想は常に変わらず持ち合わせていたいものです。

みなさまにとりまして、来るべき新春がすばらしい年でありますことを念じ、今年一年の感謝の言葉とさせていただきます。




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