米百俵と図書整備
1千万円を小学校図書費へ(広報「上天草」平成20年2月号掲載)
市民の皆さま、こんにちは。昨年の12月議会において、当市としては大きな予算が承認されました。それは、小学校図書費の補正予算です。小学校図書費は当初300万円程度でしたが、このたび1千万円を増額し、市内小学校に配分することに決定しました。現在、各小学校へ配備されつつあります。
「米百俵」という故事があります。戊辰戦争後、焦土(建物など焼けて、跡形もないこと)となった長岡藩に、見舞いとして百俵の米が贈られてきました。窮乏を極めていた藩士たちは、米が分配されるのを一日千秋(待ち望む気持ちが非常に強いこと)の思いで待っていたのですが、この米百俵は、文武両道に必要な書籍、器具の購入に充てるとして売却され、その代金は、学校建設の資金(教育)に注ぎ込まれました。
本市も財政的にゆとりがなく、自由に使えるお金が極度に少ない現状にありますが、未来ある子どもたちのための必要な投資は、大いにするべきだと考えています。
「国が興るのも、まちが栄えるのも、ことごとく人にある。食えないからこそ学校を建て、人物を養成するのだ」(長岡藩・小林虎三郎)。
本市の将来を決するのは、人材であり、遠大(志の考えの大きいこと。規模の大きいこと)な構想に立てば、人づくりが最も大事だと思います。「教育は国家百年の計」とはよく言ったものです。
私も週に1冊は、本を読むようにしています。読書を通じて子どもたちの知識や創造力、それに道徳心が養われ、すばらしい大人に成長してくれることを願っています。
上天草市長 川端祐樹