歴史は繰り返す
子どもたちの未来ために今を考える(広報「上天草」平成19年月9号掲載)
市民の皆さまこんにちは。去る8月24日、市長室に最も多くのお客様が来られました。上天草市子ども議会の議員の皆さんです。市内の小・中学校から選ばれた総勢18人が、当議会終了後に市長室を訪れ、夢膨らむ子ども達と一緒に楽しいお話をすることができました。
当議会では、本市の市政運営に関するさまざまな質問が飛び交い、テキパキとした大人顔負けの質問や意見に、本市の執行部も真剣な対応で、とても有意義な時間を持つことができました。
議会のテーマは、合併3年が経過した本市を3歳児としてとらえ、20年後の“20歳”となったときに、本市の姿はどうなっているのかというものでした。本市は発足わずか3年で、まだよちよち歩きの段階ですが、合併当初の旧町意識は、3年を経て徐々に融和され、一つの輪になりつつあります。
『歴史は繰り返す』といいますが、市町村の大合併は、50年前の昭和29年にも行われています。「昭和の大合併」です。ある人から、当時の合併状況を検証してみればとアドバイスをいただき、それを調べてみたところ、現在の本市ととてもよく似た点がありました。当時も自治体の財政が危機的状況下にあり、行政改革を早急に進めなければなりませんでした。行政の無駄を省くために、職員を削減したり賃金や報酬をカットしたりあるいは事業を廃止したり…決して順風満帆な船出ではなかったようです。しかし、厳しい状況を乗り越え、痛みに耐えながら、約10年をかけて再建を図りました。今私たちがあるのも、先人たちが、草創期の困難な状況を乗り越え、一歩一歩発展してきた証です。
未来ある子どもたちが、将来にわたる本市の繁栄を享受できるように、“今できること”と“今すべきこと”を私たち大人がしっかり、じっくりと考える必要があるなと、今回の子ども議会を通じてあらためて感じたところです。