広島県呉市の医療改革
ジェネリック医薬品(広報『上天草』平成23年8月号掲載)
先日、広島県呉市に出張しました。
内容は、ジェネリック医薬品(後発医薬品)導入についてです。
医療に使用される医薬品は、先発医薬品と後発医薬品に大別されますが、「有効性」「安全性」を確認後、承認を受けて最初に販売されるのが先発医薬品です。
後発医薬品は先発医薬品の特許が切れた後に、承認を受けて販売される医薬品のことで、先発医薬品と「有効成分」「効能・効果」「用法・用量」が原則的に同一で、同等の臨床効果があります。この後発医薬品をジェネリック医薬品と呼んでいます。
ジェネリック医薬品導入の最大のメリットは、同様の効果のある先発医薬品と比較した場合に、非常に安価であることが挙げられます。価格は10分の一程度のものもあります。安価であるということは、市民の皆さまの個人負担が軽減されることと併せて、市の医療費負担も軽減されることになります。
ジェネリック医薬品導入には、医療機関等との連携と併せて、市民の皆さまへの周知と医療機関に対しての意思表示方法等の体制を整備しなければなりませんが、呉市は果敢に改革を行っていました。
当市の医療費は、年々増加しており、いまでは一人当たり年間33万円となりました。国民健康保険は市民の皆さまの税(国保税)で事業を運営しておりますが、このままでは税率を上げなければ運営できない状況となっています。
そこで、少しでも医療費を軽減する手段としてジェネリック医薬品導入が選択肢として考えられるのです。
また、呉市は、独自に診療報酬明細書(レセプト)の電子化を取り入れており、電子データを分析しながら、生活習慣病の重症化を防止するための様々な保健事業に繋げていき、医療費負担の軽減を達成しています。
当市にも呉市のような改革を導入すべき段階にきていると思います。
上天草市長 川端 祐樹