地域に愛される医療を目指して
上天草総合病院(広報『上天草』平成23年7月号掲載)
龍ヶ岳町にある上天草総合病院が、劇的に立ち直りつつあります。
公営病院は全国的に7割が赤字と言われる中、上天草総合病院は平成19年から黒字に転じ、毎年数千万円から億の単位で黒字化しています。
平成17年には3億4千万円の不良債務がありましたが、この不良債務も平成22年度決算後解消に向かう見込みです。全国的にも例がないほどの経営改善がなされており、上天草総合病院健全化計画による5カ年計画を1年前倒しして経営立て直しができています。
ここまで至るには色々な要因がありますが、やはり一番の要因は、地域の皆さまに愛される病院であるということだと思います。毎日、多くの患者さまにご利用いただき、その中で婦人会の清掃活動など地域の様々な方々から支援があっています。
次に優秀な医師やスタッフが一心同体となり、医療に対するニーズに応え、信頼を勝ち取っていることだと思います。
さらに、経費のあらゆる面での見直しがなされ経費節減に努められた結果ではないかと思います。
一時期の極めて不安定な時期を乗り越え、上天草総合病院は一歩ずつ確実に基盤を固めているところです。
これからは、あらたな医療ニーズに対応し、さらに高度な医療機関に向けて歩んでいくことと思います。
そのひとつのあらわれが、4月22日に病院内に開設された「がんサロン」です。がんサロンが開設され、がん患者や家族が必要とする社会的サポートやグループカウンセリングが始まりつつあります。
安心して暮らせるには、十分な医療なしには成り立ちません。上天草総合病院のみならず地域の医療機関の方々には今後もまずます期待いたします。
上天草市長 川端 祐樹