児童への読み聞かせ
次世代は創造力が必要です(広報『上天草』平成22年7月号掲載)
教育は私にとって、ライフワーク(生涯を通じて取り組みたい仕事)であり、自分なりに何か出来ることはないか考えた結果、小学校での読み聞かせを行っています。
これまでに、のべ二十五回ほど、市内小学校を訪問し、絵本の読み聞かせを行ってきました。三十分ほどの短い時間ではありますが、子どもたちと本の感動を味わい豊かな時間を過ごしています。
読み聞かせについては、市内様々なボランティア団体もされており、教育活動を陰ながら支えていただいています。
教育は国家百年の計と言いますが、まさしくそのとおりで、国家運営の礎(いしずえ)であると思います。
先日、小惑星探査機はやぶさが、幾度となく発生したトラブルを乗り越え、地球に帰還しました。
我が国の科学技術と叡智を結集した一大事業は次の科学技術発展への道筋を照らす結果となりました。
我が国は、周りを海に囲まれた、資源の乏しい島国ですが、先人の血と汗の努力のお陰でここまでの繁栄を享受しています。
これは、やはり教育に根差した高度な社会文明を脈々と培ってきたからであり、道徳や文化を大切にし、教育をなおざりにしてこなかった結果であります。
我が国は、物質的には一定の繁栄の成果を収めてきた一方、幸福感や達成感が感じられなく方向性の見いだせない世の中となりました。
これからは、もう一度、明治維新のころのように新しい仕組みや新しい価値観、生活様式を構築することが必要なのかもしれません。
それには、創造力が必要で、新しく豊かな発想が大切であり、読書はまさしく創造力をかきたてるものです。
今年は国が定めた国民読書年でもあります。たくさんの本を読み、人生をより深く生きる力を身につけたいものです。
上天草市長 川端 祐樹