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農業にも経営という視点を

農業者の家族経営協定から思うこと(広報「上天草」平成19年12月号掲載)

農業にも経営という視点を

家族協定を結んだ6家族の方々とともに

市民のみなさまこんにちは。今回は、農業の振興についてお話します。

先日、農業者の家族経営協定の調印式がありました。本市では、これまで30家族が家族経営協定を結んでいらっしゃいますが、今年度は、新たに6家族の方々が協定を締結されました。

この家族経営協定とは、家族みんなが農業経営や生活に関する将来目標を定め、役割分担や就業条件等について話し合い、取り決めをすることです。これまで行われてきた、家族で行う農業に経営という視点をより多く取り入れ、家族を「ひとつの企業体」と考え農業経営を行おうという趣旨によります。

これまでのやり方に経営というエッセンスを取り入れることで、やる気、責任、ゆとり、あらたなビジョンやより高い目標が生まれるのではないかと思います。それによって、より収益構造がしっかりとした農業経営が実現でき、将来的には「成功する農家」が実現するのではと期待しているところです。

本市全体として、第一次産業(農業、漁業など)の売上高は、ここ数年、やや減少傾向にあり、その要因の一つとしては、最近の輸入食材の増加により、国内生産物の単価が下がり、収益が圧迫されていることが上げられます。

そのような中で、すでに協定を結んだ市内の先進的な農家では、従来から取り扱ってきた高品質な花(菊)をインターネットで全国販売し、新たな経営を実践しているところもあります。家族相互で役割を分担し、栽培管理、出荷、販売、簿記、税務など一連の作業を効果的に行っているそうです。

今回の協定は、農業のあり方や考え方を少し飛躍するものですが、これをきっかけに農業経営がより近代的に効率化されたものになりうると私は思います。

何にもまして、家族が力を合わせて仕事をする姿は、とても素晴らしいことです。家族の絆を大切にして今後とも成功する農家が増えることを心から願っています。


上天草市長 川端祐樹

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