「幸徳丸」就航を記念して
「海運業の街」復活の狼煙があがる(広報「上天草」平成20年8月号掲載)
市民の皆さま、こんにちは。
先日、当市にとって、7年ぶりに就航することとなった新タンカー「幸徳丸」(松島輸送船株式会社所有2千2百トン)の就航祝賀会に参加しました。
最新機能を完備した新タンカーが松島町合津港に停泊し、その大きな船体からは、国中の海を航海する勇ましい姿が想像されました。
操舵室からの眺めも圧巻であり、海の男を彷彿させる力強さと大洋に漕ぎ出すロマンを感じたところです。
地元の子どもたちも多く参加し、デッキや操舵室に体験乗船するとともに、船上からのもち投げを大いに楽しんでいました。子どもたちも私同様、横たわる大きなタンカーから何かを感じとり、将来は自分も海の男にとの思いをはせているようでした。
松島町、特に阿村地区は古くから海運業が盛んな地域で船主の数や船籍数から言っても日本有数の海運の街です。
長期に渡る内航海運の不況を乗り越え、現在でも海運業が維持発展されております。80社(船舶数が87籍)に及ぶ多くの船主や船員の方々に支えられて発展してきており、当市にとっても海運業は事業規模からして大きな位置を示しています。
昨今の原油高騰、船主の後継者問題、船員不足など課題はあるものの、海運業は世界的な(特にアジア地域の)物流の増加を背景に発展するのではないかと期待しているところであります。
上天草市は全体的に経済が冷え込み、あまりいい話が聞かれない中でしたが、新タンカー就航という久しぶりに明るい話題で、大変心強く思いました。
これからの幸徳丸の発展と新タンカーを操舵する船員さんたちの安全な航海を心より祈念するとともに海運業の振興を大いに期待するものであります。