「ブランド推進室」を設置
6次産業化を目指して!(広報『上天草』平成22年10月号掲載)
10月1日付けで、市役所内の組織再編を実施しました。
「ブランド推進室」の新たな設置です。農林水産課内にブランド推進室を設置し、上天草市が誇る農水産業を起点に産業全体の振興を目指して、取り組みを新たにします。
財政健全化と行政改革に一定の道筋をつけた当市の現在の課題は、第一に経済の立て直しであります。
市として、経済戦略を練り、雇用の創出と所得水準の向上を図り、経済全体を建て直さねばなりません。過疎化の本質は、経済力の有無でもあるからです。
戦略は、強みを活かすにつきます。上天草市の強みは景観や温泉など色々ありますが、ズバリ、“食”にあると思っています。
つまり、豊富な海の幸、山の幸を活かすことです。
我が国の経済はデフレ経済であり、従来どおり市場に流通させてもなかなかうまくいきません。価格が以前にもまして暴落してしまっています。そうではなくて、産物に付加価値をつけて、新たな商品として売り出すことが大事であると思います。
食のビジネスの成功例が沖縄県読谷村にあります。
当地の特産品に紅イモがありました。その特産品を「紅イモタルト」というお菓子として販売し、大成功しています。売上で8000万円が30億円に、雇用は21人が348人にという具合です。
当地では、「お菓子御殿」という観光施設まで出来上がり、連日お菓子目当ての観光客が押し寄せ、お菓子生産の工場はフル稼働です。
生産者、製造業者、観光サービス業者、つまり、1次、2次、3次産業者すべてが恩恵を被るモデルが出来上がります。いわゆる農商工連携であり、いまでは、6次産業化とも言います。
上天草市が目指す包括的な経済振興モデルはこの食のビジネスではないかと思います。
上天草市長 川端 祐樹